芝生に興味はあっても手入れについて何から始めていいのか分からないという方が多いと思います。今回は芝生専門のYouTubeチャンネル「つりきっぷ」の動画を参考に初心者の方でも最低限これだけやっておけば大丈夫という芝生の手入れ作業5つを紹介します。
目次
動画と同様に重要度順に手入れを紹介していきますので、最後が一番大切ということを頭に入れながら読み進めていってください!
①雑草取り
芝生を手入れするにあたって雑草をとることは欠かせません。
特に雑草に関する質問で一番多いのが、「芝刈りの時に一緒に刈ってもいいですか?」というものです。
1本2本の雑草であれば問題はありませんが、スズメノカタビラ、カタバミ、ツメグサなど気が付けば大量に発生してしまうような雑草の場合、芝刈りで手入れをしても完全に取り除くことはできません。
雑草が大量発生してしまったら
雑草が大量発生して一気に抜くと、芝生に穴が空いてしまいます。
もし手作業で対処できない場合には、除草剤を使わなければなりません。芝生用の除草剤を使うことで雑草だけを枯らすことができます。
芝生用の除草剤「シバゲン」をはじめ、除草剤の種類については下記の関連記事を参照に選んでみてください!
ただ、雑草も芝生も同じ植物ですので芝生に全くダメージがないとは言い切れません。
実は除草剤には芝生の成長を遅らせてしまうというデメリットがあります。更に除草剤を散布する量を間違えると芝生が枯れるリスクもあります。
なので、手入れで失敗をしたくないという方はマメに雑草取りをすることを強くおススメします。理想は常に雑草がほとんどないような状態を目指してください!
しっかりと雑草をとることで、雑草に取られていた養分も芝生に行き渡り健康な状態を保つことができます。
理想の芝生を育てるためには、まずは雑草をしっかり手入れすることが大切です!
②水やり
芝生の手入れとして水を上げるということは当たり前の作業のように思えますが、意外と間違った水やりをしている人が多いです。
特に一番多い間違いが、「水を撒く量」です。
さっと水を撒いておけば、きちんと水を与えられていると思いがちですが、それでは充分に水やりができているとはいえません。もし水不足の状態で、真夏の炎天下にさらされると芝生が枯れてしまう危険があります。
芝生は他の観葉植物などとは違い、土が締まっていて、葉も隙間なく生えているので根の奥まで水を吸収するまでに時間がかかります。そのため芝生には水をたっぷり与えなくてはなりません。
<目安となる水やりの間隔>
- 3月~5月 1~2週間に1~2回
- 6月~7月 1週間に1~2回
- 8月~9月 2~3日に1回
- 10月~11月 1~2週間に1回
先ほど水をたっぷり上げることが大切とお伝えしましたが、逆に水を与えすぎるのもよくありません!時期によっては日照時間が少なくなる場所もあり、常に土が水で濡れていると藻や苔が発生し、最悪の場合芝生を枯らしてしまう原因になります。
土や天気の状態を見ながら、適切な間隔で水を与えてください。
③肥料
芝生を手入れする上で肥料は100%必要なものです!
水だけでも育たないことはありませんが、健康的な芝生育てたいのであれば肥料は不可欠です。
ではどのような肥料を撒けば良いのか?
肥料には有機肥料、化成肥料、液体肥料など様々な種類があり、特性が違います。
そして肥料によって土の状態も変わっていきますので、長い目で見ると肥料を変更しなければならないこともあります。
まずは今シーズン綺麗な芝生を育てたいという方は、ホームセンターで芝生用の肥料を購入することをオススメします。
④芝刈り
綺麗な芝生を育てる手入れとして、芝刈りは非常に重要なポイントになっています!
もしこの芝刈りを怠ると、芝生の仕上がりに影響するため、今まで紹介してきた手入れ作業が全て水の泡になってしまいます。
芝刈りの目的
- 綺麗に刈りそろえて見た目を綺麗にする
芝生の手入れをしている多くの方の一つのゴールであり、達成感が味わえる一つのポイントです。
- 密度を高くする
芝生は刈ることによって、葉の成長をストップさせると土の中のランナーが成長して新しい芽を出します。その繰り返しで密度が高くなります。
芝刈りをしないとランナーの成長がゆっくりになり、成長点も上がっていきますので、芝刈りをしたときに軸刈りになってしまうことがあります。
見た目も茶色くなり、戻すまでにも時間がかかってしまうことになります。
つまり、芝刈りをしっかりしないと美しい芝生を作ることができません。
トップシーズンの7月末~8月末までは最低でも週一回は芝を刈るようにしましょう。また、天気が悪くて作業できないということがないよう、いつ芝刈りできるか天気予報をチェックしておきましょう。
芝刈りの回数を増やすだけで、育ち方が変わってきます!
⑤水はけ(土の状態)
最後の項目「水はけ」ですが、手入れというよりはご自身の芝生の水はけ具合を知っていてほしいということです。
芝生を育てるにあたって必要な条件
- 日照時間
- 風通し
- 気温
- 水はけ
特に水はけが悪いと通気性が悪くなり、根に空気が届きにくくなります。また、水はけが悪いとコケや藻も発生して、芝生が育ちにくくなり最終的に芝生が枯れてしまうこともあります。
例えこれまで紹介した肥料、水やり、芝刈りなどの手入れをどれだけ頑張っても水はけが悪ければ芝は健康的に育つことはありません。
なので絶対に水はけの手入れだは忘れてはいけません!
まずは自分の芝生がどれだけ水はけが悪いかを確認してください。
水はけが悪い時の対策方法
①芝をめくって下の土を入れ替える
一番手っ取り早い方法ではありますが、時間と労力が必要なのであまりオススメではありません。
②芝生用スパイクで定期的に芝生ごと土を耕していく
靴底に釘がたくさんついたスパイクを使って、土に無数の穴を開けていきます。
畑などのように、鍬を使うことはできませんが少しずつですが改善されていきます。
③コアリング
専用の道具を突き刺して、土の一部を抜き取ることをコアリングといいます。
古い土を抜き取り新しい土に少しずつ入れ替えることで水はけを良くしていきます。
作業時間、コスト、体力、成果を見ても一番オススメの手入れ作業です。
まとめ:
5つの基本作業から理想の芝生へ
ご自身の芝生の土の状態を理解した上で、その対策をしながら今回紹介した①~④までの手入れ作業をしていただきたいと思います。
ざっくりではありますが今回紹介した基本作業5項目をベースに各項目を掘り下げて、理想の芝生を作り上げていってください!
またこの記事を読んで、これから芝生を育ててみたい!という方はしばふるオンラインストアを是非チェックしてみてください!
コメント一覧
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渡邊秀正23/05/2024 08:48
参考になりました。
30m2程のドックランを庭に設置しました。
角の方は良く成長しますが、中はまばらです。
穴あけを実施したいと思います。