芝生の重要な手入れの一つである水やり。特に、夏の時期は朝の涼しい時間帯に水をやることが重要です。

しかし、芝生の広さによっては毎日ホースで水やりをするのはかなりの手間。そこで、水やりの負担を軽減する秘密兵器がスプリンクラーです!

この記事では、芝生育成の強力な味方について、メリットや選ぶ際のポイントをご紹介していきます。

目次

    芝生用スプリンクラー導入のメリット

    スプリンクラー導入の目安として、毎日の散水が負担になっているのであれば、導入を検討してもよいでしょう。

    家庭用スプリンクラーはホースにつなげばすぐに使うことができ、蛇口をひねるだけで広い範囲に散水をしてくれます。また、安いものなら1000円程度から購入できるので、他の道具に比べて気軽に導入を検討することができます。

    それでは、引き続きスプリンクラーの種類について理解を深めていきましょう。

    スプリンクラーにはどんなタイプがある?

    家庭用スプリンクラーは主に回転式首振り式があり、場所によって向き不向きがあります。

    回転式は散水部分が回転し、360度全方位に水を撒くことができるので、面積の広い場所に向いています。一方、首振り式は長方形の土地や、散水したい範囲が決まっている場合におすすめです。

    選ぶ時に見ておきたいポイント

    まずは、スプリンクラーの散水範囲が撒きたい範囲の広さとあっているかを確認しましょう。水圧によって散水できる距離もやや前後するので、それを加味して購入するとよいかもしれません。

    芝生の上に台座やスタンドごと置くタイプは動かすことが容易なので、場所を変えての散水や狭い場所での使用に便利です。また、地面に差すタイプなどの固定式なら、場所に合わせた設定にしておけばすぐに使用できます。

    このように、スプリンクラー自体の機能よりも、ご自身のお庭の環境に合わせて選ぶことが大切です。

    次は、回転式と首振り式のそれぞれでおすすめのスプリンクラーをご紹介します。

    回転式芝生スプリンクラー3選

    回転式スプリンクラーは水圧がかかると回転し始めます。

    つまみなどで範囲調節する必要があるものについては、一旦回転しないように止めるなどしておいた方が濡れにくくなります。

    ①トリプルアームスプリンクラー(タカギ)

    ヘッドを回転させて散水するタイプのスプリンクラーです。散水範囲は直径2~11mで、360度散水することができます。

    「トリプルアーム」の名の通り、ヘッドアーム1本に3か所の散水口が空いています。これによって、スプリンクラーの近くも満遍なく散水するこどが可能です。

    水圧で散水範囲を調整して回転するので、蛇口の水圧が弱すぎると正常に使用することができません。導入の際は注意するようにしましょう。

    ②スプリンクラーGHLーSP01(ミナト)

    公式サイト:http://minatodenki-online.jp/shopdetail/000000010458/

    放った水にアームをぶつけ、その反動で回転するインパクト式のスプリンクラーです。

    レバーやダイヤルを動かすことによって、散水の範囲や角度を設定することが可能です。散水範囲は直径2~24mと広範囲に撒くことができ、水形調節つまみで直噴とシャワーに切り替えることができることも特徴です。

    また、インパクト式の性質を補うため、台座が動かないように固定するスパイクが1本付いています。

    ③スプリンクラーインパクト(カインズ)

    公式サイト:https://www.cainz.com/shop/g/g4549509290223/

    地面に固定するタイプのインパクトスプリンクラーです。散水範囲は10~360°で、散水距離は直径2~20mです。レバーで散水範囲を調整でき、水の飛距離はダイヤルで調整します。

    このスプリンクラーの特徴はズバリその価格。598円とかなり安価なので、スプリンクラーを試しに導入してみたい…という方にうってつけです。

    首振り式芝生スプリンクラー2選

    ここからは首振り式スプリンクラーをご紹介します。首振り式は長方形の土地の散水に向いています。

    ただし、水が上に向かって打ち上がるため、風の強さによっては水の向きがずれてしまう場合があります。散水時の風向きに応じて、隣の敷地などにかけてしまわないよう注意が必要です。

    ①首振りスプリンクラー(ケルヒャー)

    アームに20個の散水口があり、左右に旋回しながら水を撒きます。水圧によって最大320㎡と広い範囲に散水することが可能です。

    左右に旋回することができますが、レバーで固定して片側だけの散水もできます。水はねガードが搭載されているため、レバーの調整時に濡れずにすむことも魅力的です。

    ②揺動式スプリンクラーZoom maxx(ガルデナ)

    ヘッドに16個の散水口をつまみが付いており、これらを使って水量や首振りの範囲を細かく調節することができます。また、散水面積9~216㎡と幅広く使用できるところもポイントです。

    この製品について気を付けたいのは、ドイツ製で日本語の説明書がないこと。ある程度自分で使用方法を把握する必要があるので、インターネットで検索したり、YouTube動画などを参考にしましょう。

    まとめ:
    庭の広さや形に合わせて
    最適なスプリンクラーを選ぼう

    今回は安価なものから高価なものまで幅広くご紹介しましたが、今回取り上げたもの以外にもたくさんのスプリンクラーが販売されています。

    使用面積やホースの水圧を考慮して、使いやすいスプリンクラーを選べば、効率良く、そして負担も少なく日々のお手入れを行うことができます。みなさんのお庭に適したスプリンクラーを導入して、綺麗な芝生を育てていきましょう!

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